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こびき司WEBコラム







 私が政治家になったきっかけは、ある代議士に言われた言葉です。傾きかけた会社の再建に懸命であった私は、なぜ額に汗して働く現場には光が当たらず、上っ面だけの派手な会社ばかりに光が当たるのかが不思議でした。
 また、地域活動などを通し、日本が抱える多くの矛盾を感じ、地元の集会で某国会議員と出会った時、その疑問をぶつけました。すると逆に「あなたは批判するだけだ。なぜ行動を起こそうとしないのか?」と問われました。

 大学入試の年、父の勤務していた会社が倒産。その後、父が起業した機械メーカーが軌道に乗るまではと、昼間働きながら学ぶ道を選びました。そのことでさまざまなタイプの友人ができ、非常に豊かな人間関係を築くことにつながりました。
 就職はさらに視野を広げることを考え商工会議所にはいりました。そこでは中小企業の経営指導の実績に携わり、街の活性化の活動にも関わるなど、有意義な日々を過ごしましたが、バブルの崩壊と同時に父の会社再建のため経営を手伝う決意を固めました。
 当初、油にまみれて働く現場から入りましたが、それまでの机上の理論はまったく役に立たず、思うように行きませんでした。そのうえ、想像以上に皆が頑張っている「物作りの現場」になぜ光が当たらないのか・・・・当てようとしないのか・・・・・日本の社会構造への不信が芽生えまじめました。

 また生来、好奇心旺盛で、自らの会社経営が厳しいにも拘わらず、地域の若手経営者の相談にのったり、少年サッカーの指導をしたり、中心市街地活動活性化イベントやボランティアなどの活動を通し、多くの人々が抱える政治への不満を肌で感じました。そこで前出の代議士との出会いが訪れる。「なぜ、自分でやらない?」と言われても、もともと政治家にはダーティーなイメージがあり、会社の経営もある。ハナから無理だと思っていた。
 しかし、友人から「すでにおまえがしている活動は政治家そのもだ。そのことに気付くべきだ」と説得されました。

 五年間悩みました。人のために働きたい。次世代のために何かを残したいという気持ちが強くなり、市会議員へ立候補、そして当選。議員になると今度は、地域に即した提案にも「それは国がきめること」と上位法にはばまれ、時間があると国会図書館に足を運び、勉強会に出かけたりと疑問の解決に懸命になりました。
 一方、好きでやっている活動はさらに増え、学び始めたバルーンアートを通じて活動の場を求める若者たちに知己を得て、若年層の参加が少ない地域イベントに実行委員段階から共に参加するなど、おもしろい展開が見えはじめてきました。

 05年秋の総選挙、一カ月の選挙活動はそれまで私がやってきた地域活動、ボランティアなどで知りあった方々が応援してくれ、本当にうれしかったです。
今は睡眠時間を削って勉強に励み、新しい課題に取り組んでいます。私は民間企業、地域の活性化、若者との親交など、常に現場で汗をかいてきました。これからも感謝の気持ちを忘れず精進していきます。


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