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= 田 中 温 子 =
自衛隊研修を終えて
自衛隊への体験入隊は、とにかく驚きと反省と勉強の連続だった。
特に、反省しなければならないことがたくさんある。
まず、実際に銃に触れ、装甲車に乗せてもらった時に、映画の中にいる様な気分になって、興奮し、はしゃぎ過ぎてしまったこと。遊びではなく、勉強として体験入隊をさせていただいているのだから、もう少し落ち着いて、冷静に周りを見ていなければならなかった。そうすれば、たとえば銃を持っている時、ただ「重い」「格好良い」という小学生でも言える様な感想を言うのではなく、その恐ろしさについてもう少し考えることが出来たはずだからだ。
次に、中学校卒業直後に自衛隊に入隊したという、私と同い年の自衛官。中高一貫の女子校という、極めて狭い世界で6年間ぬくぬくと育った私には、16歳で入隊をしたという彼の話は衝撃的だった。つまり、彼は16歳で自衛隊という就職先を選んだ。就職なんて2年後だから、という理由でまだ何も考えていない私は、彼とは比べ物にならないほど子供だと感じた。
更に、自衛官の方々の良い意味での「普通さ」。私がそれまで自衛官に対して持っていたイメージは「厳しい」「四角い」「軍人さん」というものだった。確かに、訓練中は厳しい。だが、休憩時間中にはタバコをのみ、冗談を言い合い、笑っている。それは、私達と少しも変わらない、ごく「普通の人」のやりとりだった。私達と違うのは、自衛隊に就職して毎日訓練をしているという点だけなのだ。私が持っていたイメージは、間逆で、とてつもなく失礼なものだった。今回、そのとんでもない思い違いを正していただき、本当に良かったと思っている。
最後に、今回体験入隊のお世話をしてくださって、私に自衛隊を身近に感じるチャンスを与えてくださった千僧駐屯地の方々に感謝をしたい。
(関西大学 法学部 1回生)
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